先月末、祖母が亡くなりました
毎週末、焙煎で実家に帰る度に
「ナオちゃんの顔みれるとは思わねがった、良かった、良かった」
「めんごちゃん、めんごちゃん」（可愛い子的な意味）
と言ってくれる、ばあちゃんでした
私を褒めてくれる数少ない人がいなくなってしまったなと
葬儀に置いてきたつもりの悲しみと、喪失感は日に日に高まっていくばかりで簡単に受け入れられることも出来ません
人は２度死ぬと言われます
１度目は「肉体的な死を迎えた時」
２度目は「全ての人の記憶から忘れ去られた時」
自分ごととなって、ようやく「なるほど」と思いました
と同時に、無理に受け入れる必要も無いのかも、と思ったり
少し気持ちが前に向かってきたタイミングでこの文章を書いています
そして、落ち込みながらいろんなことをグルグル考えて、今はこんな考えに落ち着きました
忘れないこと
思い出すこと
さよならと言わないこと
ばあちゃんが好きだった自分でいること
過去も、今も、未来も大事
これから、
「すごい、すごい」
「めんごちゃん、めんごちゃん」
と言われるような人生にする事が、２度目の死を遅らせることにもなるし、ばあちゃんへ想いを馳せることにもなる
そんなこんなで、今日も、昔ばあちゃんが店番をしていた元商店で珈琲を焼いております
